歯に痛みを感じたら
日常生活で歯に痛みを覚えた場合、原因は様々です。
ご自身で判断をして放っておくと、お口の状態が悪くなってしまう可能性がございます。
少しでもご不安に感じた場合は、阪本デンタルクリニックまで診察にいらしてください。
むし歯
むし歯は、歯の質、歯磨きまでの時間、糖質の摂取量など複合的な要因により発生します。
初期の段階では痛みや腫れなどの自覚症状がありません。痛みや腫れを感じるのはすでに進行した状態です。進行すればするほど治療方法が限られてしまうため、定期的に健診を受ける習慣を身につけていただくことがとても大切です。
知覚過敏
知覚過敏は、露出した象牙質に外部からの刺激が加わり、歯の内部の神経にまで伝わる症状です。知覚過敏になる原因は主に以下のことが考えられます。
不適切な歯磨き
- 力の入れ過ぎ
- 硬すぎる歯ブラシの使用
- 長すぎる歯磨きの時間
- 研磨剤の多く入った歯磨き剤の使用
歯周病による歯肉退縮
- 歯肉が下がり、エナメル質に覆われていない歯根が露出する
歯ぎしりや歯を食いしばる癖
- 過剰な力がかかり、エナメル質が割れたり、はがれたりする
知覚過敏の症状は、一時的なことも多く、薬や修復による治療が不要な場合もありますが、痛みを覚えたらまずは当院へご相談ください。
きちんと症状の原因をお調べして、必要な場合は治療や正しい歯磨き指導をさせていただきます。
歯周病
歯周病の発生要因と進行
歯周病の最大の原因は、プラーク(歯垢)が溜まることです。
歯に付着したプラーク(歯垢)が、歯と歯肉の間に入り込み炎症を起こしてしまいます。症状が進行すると歯ぐきが下がり、最悪の場合歯が抜け落ちてしまうことがあります。
歯周病が進行すると、お口の中だけでなく、全身疾患を引き起こす可能性があります。
特に多いのが肺炎や心臓病、糖尿病といった疾患です。
歯周病はお口の中に常に多くの細菌が溜まっているため、それらの細菌がさまざなきっかけにより、肺や血管に入ることで、疾患を引き起こしてしまいます。
歯周病は、この他にも早産や低体重児出産に関係することが報告されています。
歯周病は予防できる病気です。手遅れにならないよう、定期的に阪本デンタルクリニックでお口のメインテナンスを行っていきましょう。
治療の流れ
検査
初めに歯や歯ぐき等、お口の中の状態を触診します。
その後、専用の器具で歯周ポケットの深さを測定していきます。
レントゲン撮影
歯周病が進行している患者さんには、デンタルレントゲン撮影を行います。
画像により、歯肉退縮や、歯や骨の状態をより精密に診断いたします。
治療開始
診断後は治療を開始していきます。
症状が軽い方は、スケーラーと呼ばれる器具を使用し、歯ぐきに付着した歯石を除去していきます。
症状が進行している患者さんには、ルートプレーニングと呼ばれる歯ぐきの深い部分まで付着した歯石や細菌の原因なる汚れを除去する治療を行います。
定期健診
小児歯科
阪本デンタルクリニックでは、地域のお子さんのお口の成長や健康を末永く見守っていきます。お子さんのお口の健康を保つには、ご家族の協力がとても重要になってきます。
妊娠中の口腔ケア
歯が生えていない赤ちゃんのお口の中には、元々むし歯菌はいません。
しかし、ご家族にむし歯が多いと、唾液によって感染する可能性があるため、お子さんのむし歯のリスクも高くなります。
お子さんのむし歯のリスクを減らすには、生まれる前から周りの大人たちが自分自身の原因菌を減らす努力をした上で、お子さんのケアに気を配れる体制をとっておくことが大切になります。
子どもはむし歯になりやすい?
子どもと大人では歯の硬さが決定的に違います。
子どもの乳歯や永久歯は、生え始めの頃は抵抗力が弱く、お口の中が酸化すると簡単に歯が溶けてしまいます。そのため、歯が生えて2~3年間はむし歯になりやすい時期といえます。
初期のむし歯は自覚症状が無いため、痛みを訴え歯医者に来る頃には症状がだいぶ進行しているというケースが少なくありません。
日頃からお子さんのむし歯ケアを心がけ、発見や治療のタイミングが遅れないようにしていきましょう。
治療相談
お子さんの歯の生え方やむし歯、ブラッシングの仕方など、お悩みなことが様々あるかと思います。現代はインターネットで一定の情報を収集することができますが、ご自身のみで判断するのは難しいケースが多々ございます。ぜひお気軽に阪本デンタルクリニックへご相談ください。
定期健診のススメ
むし歯の早期発見・治療・指導
お子さんがむし歯の痛みに気付いた時には症状が進行してしまっているケースが多いため、保護者の方もご一緒にお子さんのお口の中の定期的なチェックをお願いします。
少しでも早い段階でむし歯が発見できれば、お子さんの体への負担も少なくなります。またむし歯がどのような状況かによって、今後のお子さんの食事の仕方(甘い物の摂取量など)を指導させていただきます。
加えて、磨き残しをチェックしながら、正しいブラッシングの仕方や磨き残しによるむし歯への危険性などをお子さんの目線に立って分かりやすくお伝えしていきます。
歯並び、発育チェックの早期対応
お子さんのお口の発育で、むし歯と並びご相談が多いのは歯並びに関することです。歯並びの治療は早ければ早いほど、理想的な噛み合わせに導くことができます。
気になることがありましたらまずは当院にご相談ください。お子さんの発育に合わせた最適な治療を行っていきましょう。
シーラント
お子さんのブラッシングは、どうしても奥歯の磨き残しが発生しやすく、放っておくと奥歯がむし歯になってしまいます。
シーラントは、奥歯等の溝にプラスチックのコーティングを行うことで、むし歯を防ぐ効果があります。
フッ素塗布
フッ素は、歯の再石灰化を促進し、むし歯になりにくい歯質を作る効果があります。
治療や健診の後はフッ素を塗布し、定期的にフッ素を歯に取り込むことで、丈夫な歯の土台作りをしていきます。
当院ではブラッシング指導やフッ素塗布に使用する専用スペースを設けています。
ブラッシング指導
ブラッシング指導は、お子さんにブラッシングの楽しさや目的を覚えてもらうことから始めていきます。間違った方法を覚えてしまうと、ブラッシングを痛がったり、嫌になってしまうケースもあるため最初の指導が肝心です。
保護者の方には仕上げ磨きについてもお伝えさせていただきます。
治療を頑張ったお子さんには、最後におもちゃのプレゼントをしています。
スタッフ一同でお待ちしておりますので、お子さんと一緒にご来院ください。
矯正治療
様々な治療法
阪本デンタルクリニックでは、様々な矯正治療をご用意しております。
きちんとカウンセリングを行った上で、患者さんに最適な矯正治療をご提案いたします。
小児矯正
成人矯正の場合、顎の成長が終わってしまっているため、歯を動かす矯正治療になりますが、子どもの場合、顎の成長をコントロールしながら矯正を行うため、理想的な矯正治療が可能になります。当院では、歯の生え始めからきちんとお子さんのお口の成長を見守っていきます。
成人矯正
成人矯正で最も重要なことは噛み合わせです。
噛み合わせが悪いと、肩こりや腰痛、膝痛など体の様々な部分に悪影響が出てきてしまいます。噛み合わせを治すことで、今まで歯ブラシが届きづらかった部分まで磨けるようになり、むし歯や歯周病の予防に繋がります。
また食べ物を良く噛んで食事が出来るようになり、消化や吸収を助け、体の中から健康になっていきます。
部分矯正
部分矯正は、歯並びの悪い一部分の噛み合わせや歯並びを改善する治療です。
全体的な矯正と比べて、治療期間が短く、費用も抑えることができます。
ただし上下をきちんと噛ませることが難しいため、前歯の凸凹や隙間など、噛み合わせに大きく影響しない部分の治療になります。
床矯正
床矯正は、取り外しが可能な装置を使用し、歯を抜かずに行う矯正治療です。
矯正治療では、歯が顎の大きさに並びきれない場合、抜歯するケースがありました。しかし、実際は抜歯を行わなくても歯並びをきれいにすることは可能です。
特にお子さんの場合は、矯正装置の歯を動かす力と、お子さん自身の噛む力によってバランスの取れた健全な発育を期待できます。そのため、床矯正は、成長期のお子さんに最適な矯正法といえます。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、矯正を行っていることが目立ちにくく、取り外しができるため衛生的で、また装着時の違和感が少ないのが特長です。
最近ではマウスピース矯正を行っている患者さんがとても増えてきています。
気になる方はお気軽にご相談ください。
難症例の場合は、阪大病院の矯正科や、協力医院への紹介も行っております。
また月に1回、第一木曜日に矯正の専門医が、矯正に関する無料相談を行っています。(但し、当院の患者さんに限ります。)
ご相談をご希望の方は、お気軽にお声がけください。
審美治療
審美治療は見た目の美しさとお口の健康を両立するための治療です。
見た目の美しさを取り戻すには、まずはお口の中が健康な状態であることが不可欠です。
歯の色が変わってきた!?
年齢を重ねるにつれて、「最近、歯が黄色くなってきた」と感じられる方が多くいらっしゃいます。歯の表面のエナメル質は若年の時は白く、老齢になると透明に近くなり、内側の黄色い象牙質の色が浮き出て歯が黄色く見えてしまうのです。
エナメル質の厚みには個人差があるため、色の浮き出し具合は人により異なります。
歯を白くするには
阪本デンタルクリニックでは、歯を白くするための治療法をいくつかご用意しております。それぞれ患者さんのお口の状態に合わせて治療を行っていきます。
ホームホワイトニング
本格的に歯を白くしたい方はホワイトニングによる治療も可能です。
当院にておひとりお一人に合わせてトレーを作成し、ご自宅でトレーに薬剤を塗布して歯を漂白することで、歯の白さを取り戻します。
薬剤で漂白をしているので、時間が経つと以前の状態に戻ってしまうため、定期的に行う必要があります。
ホームホワイトニングは、むし歯や歯周病の治療をした後に行う治療です。
その他の治療
スケーリング
スケーリングは、歯に付着した歯垢を除去する治療です。
審美治療を行う前に、お口の中を健康な状態にしていきます。
きちんと歯垢を落とした後に、歯を白くする治療に移っていきます。
PMTC
PMTCとは、専用の器械を使用し、歯の表面に付着した茶渋やタバコの色素をクリーニングする治療のことです。
患者さんによってはこのクリーニングで、十分に歯の白さを取り戻すことができます。
口腔外科
口腔外科とは
お口の中だけでなく、顔面の周りに生じた疾患に対して行う治療です。
交通事故やスポーツなどの外傷、顎変形症、唾液腺疾患などの外科的疾患や、口腔粘膜疾患、神経性疾患、口臭症などの内科的疾患も含みます。
また食事や発音が上手くできないなどの機能的な障害に加えて、審美的な障害も生じます。口腔外科治療により口腔・顎・顔面全体の自然な形態や機能を回復させ、健康的な美しさを取り戻すことができます。
埋伏歯の抜歯を行う
歯が歯ぐきの中に埋まってしまい、表に出てこない歯を埋伏歯といいます。
顎や歯の大きさ、遺伝、先天性の異常などさまざまな要因が考えられます。
抜歯は、レントゲン撮影を行い、埋まっている歯の状態などをきちんと検査した上で行います。
交通事故の際の機能回復
交通事故により、歯が折れてしまったり、顎などに外傷を負ってしまったケースも口腔外科にて治療を行います。
事故の前の健康な状態に戻せるよう患者さんの状態に合わせて、レントゲンによる精密検査をした上で最善の治療を行わせていただきます。
発声の改善
上唇をめくり、引っ張ると見えるスジを上唇小帯といいます。
この上唇小帯が真ん中の唇にくっ付いていると、発声に影響が出てきてしまいます。
その場合、通常、5~6歳の時期に、この上唇小帯を切除するという外科的な手術が必要になります。
阪本デンタルクリニックは、阪大病院の口腔外科と医療連携をしております。
症例によっては連携先をご紹介させていただきます。